デザイナーのマルチタスク練習法
マルチタスクに効く練習法は料理じゃなかろうかと最近思ったりします。
奥さんの為に美味しい料理を作ろう!という壮大なビジョンを持っている人は、より上達効果が表れやすい気もしております。
料理を始めて4ヶ月の素人ですが、なぜ料理がマルチタスクの練習に最適なのかをご説明したいと思います。
例えば味噌汁を作る場合、
・野菜を切る
・炒める(生で鍋にぶっこむのが嫌なので)
・煮込む
これだけ
味噌汁だけ作るならめっちゃ簡単。
しかし、現実のご飯はタスクがてんこ盛り
味噌汁に加え、主菜や副菜を作り、お皿を洗いつつ白米をよそったりと。
流れるようなスピードで軽やかにタスクをDONEして行かないと業務が滞るのです。
それゆえ料理の度にマルチタスク技術も上達するのです。
始めは味噌汁を作りながら主菜を作るタスクなんて炎上しまくり案件で本当に火事になるかと恐怖でした。※人は本当にパニックになるとコンロの火も止められないのです..
継続のコツは食べてもらう相手を作ること
食べてもらう相手も必要だなんてハードル高い!
が、そこは重く考えすぎず毎晩友達を家に呼んでみましょう。美味しい美味しいと言ってくれる、味にうるさく無い友人がオススメです。
30歳を越えると、経験もある程度積み上がり、あからさまに人様の前で罵倒されることなんて皆無なのですが、料理素人である僕に対して、奥さんの罵倒は容赦がありません。
目の前にお腹を空かせている奥さんがいると、さながらリリース直前、阿鼻叫喚の中で胃を締めつけられ家に帰りたい..と思わずつぶやく程の緊張を感じます。家に帰っているのに。
「おなかすいたー!」という言葉が「お前ほんと無能だな」に変換されて聞こえます。
料理は空気を読む力も養われるようです。
様々な能力が強化される料理ですが、利点は「何をすべきか分からない」という、新人時代に味わう何とも形容しがたいザラついた感触を、家にいながらにして味わえることです。
マゾい訳ではなく、「次どう動いたらいいの!?」というのが本当に分からない。先が読めないことが楽しいんです。
できない!→くっそー!→頑張って何とかやりきる→美味しいと言ってもらえる→嬉
恐らくこのようなプラスの感情曲線が料理では描かれます。
料理でUXの勉強もできるなんて!
最後に、料理において最も困ったのは調味料の扱いです。
使い方が全く分からず途方にくれた時..
僕は悟ったのです。
これだ!
この混沌とした生活の中にあるマルチタスクこそ、自分をもう一歩上に押し上げてくれる何かだと。
そして自分にとって料理とは、マルチタスクを学ぶ教材の1つなんだと。
人はこうやって料理にハマるのか、と。
味噌汁最高!
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